国分寺バードハウス振興会
武蔵野・多摩地域において、屋敷林や畑の宅地開発が止まりません。
緑の減少にともない、鳥たちは、住む場所を追いやられています。 そんな中で、自宅に、会社に、お店の前に、バードハウスがあれば、鳥たちは、街中でも生活ができるようになります。欧米ではバードハウスが野鳥を自然を身近に親しむ装置として広く親しまれています。
学んで、作って、見せて、そして、鳥を観察して楽しい。新しい人と人との繋がりを生み出す。環境意識の変化、景観への配慮など、バードハウスは多様な領域へと広がる可能性を秘めています。バードハウスを通して鳥と人間の、そして人間同士の共生社会を描きませんか?
「野鳥と人間の共生のシンボル」であるバードハウスを中心に身の回りについて知ってもらう。人がつながり、みんなの為にみんなが少し変わることができる。それが「空の家プロジェクト」です。
親鳥がバードハウスに巣を作り、そして雛たちがとびたっていく。その間、バードハウスは「空き家」となります。「また、戻ってくるかな」「別の親鳥がきてくれるかな」そんなワクワク感あふれる、大空に浮かぶバードハウス。そこで私たちは、このプロジェクトを『 空の家(そらのいえ) 』と名づけました。 一時的なイベント企画ではなく、自然について、いま改めて考えなおすこと、そして、そこから派生したコミュニケーションが続いていくこと。また、空の家プロジェクトに関わり、刺激を受けた人たちがさらにさまざまなことに発展させていってもらいたいと考えています。
この団体は、現代表者である齋藤弘典(本人)が史跡の駅おたカフェに「ふっ」と立ち寄ったところから始まりました。
以前から、自分は「バードハウス」を公園や空き地などで製作していました。すると多くの方々から貴重なお話しや励ましの言葉をいただきました。「巣箱を作っているの?」「この辺ではあの鳥が見られるよね」「がんばって」「小鳥によろしくな」。中には工具を提供してくれる方も現れたりと、バードハウスがもたらす人のつながりの可能性を強く思うようになったのです。
そして、散歩の道すがら「ふっ」と立ち寄った、国分寺の情報発信基地である史跡の駅「おたカフェ」。地域を盛り上げようという前向きの姿勢、ゆったりとした空間に魅了されました。また、その周囲の自然に癒され、かねてから抱いていた「バードハウスをもっと多くの人に知ってもらいたい」との衝動、その可能性をおたカフェスタッフの方に熱く語っていくうちに、賛同者が集り、協議の上、国分寺バードハウス振興会設立の運びとなりました。
当団体スタッフの多くはおたカフェにて開催される「水の学校」の生徒さんたちです。自然環境に「自然」と興味を持ち、バードハウスについて夢を語り合える、そんな仲間達です。
まだまだ、団体組織としての機能や、人員不足は否めませんが、継続して行くための努力は惜しみません。また、是非とも皆様のご協力を仰げましたら幸いです。
私たちはバードハウスを通して、自然への関心を高め、身の回りの環境に視線を向け、緑あふれる街づくり、人間と野鳥が共生できる環境づくり、そして何よりもこころ豊かな、やさしい楽しい社会の実現を目指します。
国分寺バードハウス振興会
空の家プロジェクト
代表 齋藤弘典
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